「あせらないラジオ」#24で話したことについて

NOTE

今日は2022年2月17日。

明日2月18日にYouTube版が公開になる「あせらないラジオ」#24で話したことについて

ここにテキストでも自分用の記録として残しておきたいなぁと思ったのでNOTEにまとめています。

以下は、「あせらないラジオ」台本からです。

きっとラジオの音声を聴くよりも文章が読む方がお好きな方もいらっしゃると思います。

音声版はこちらからです↓↓↓SpotifyとYouTubeとあります。


あせらないラジオ第24回「夢は叶う!一緒に終わらない夢を見ることが出来た10年間に心からの感謝を込めて!Come trueという曲が出来るまでのストーリーをお話します!」

さて、今日の「あせらないラジオ」のテーマは
何にしようか、うーん、うーん、と頭を悩ませていました。
というのも、ですね、
今ちょうど北京で冬季オリンピックが開催中なんですよね。
それで、私の中でこの時期に自分のラジオでおしゃべりするのに
このイベントを避けては通れない理由がありまして、
どうしようかすごく迷ったのですが、
やっぱりこの話題をテーマに選ぶことにしました。
第3回の「あせらないラジオ」を聴いてくださった方は覚えていらっしゃるかもしれないのですが、私がayaradio727としての活動を始めるよりも前に、
この10年間ずっと一方的に応援し続けてきた人がいます。
いわゆる「推し」の存在です。
「推し」の存在があったから、苦しい時期もなんとかやり過ごすことができた、という話が
第3回のトークテーマでした。
推しとは一体誰のことなのか、までは
第3回の「あせらないラジオ」では直接お名前までは明かしていなかったので、
ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、
ちょうどYouTubeに公開したEP2曲目の「Come true」という曲は
その方にとっての叶えたい夢が実現することを願って、同時にその方のファンである私たちにとっても同じ夢を見せてもらっていることを歌った、実はそういう熱い気持ちが込められた曲なのです。
それで、もうピンときた方は多いと思います。
そうです、今ちょうど開催中の北京オリンピックに出場しているアスリート、
フィギュアスケーターの羽生結弦さんを私は2012年からずっと応援しています。
どうして今まで名前を出さないでいたかというと、
ファンである自分と、音楽を作っているayaradio727とは分けていたかった、というのもありますし、万が一ご本人の名前を出して、もしも、ちょっとでもご迷惑がかかるようなことがあったらいけない、、、と。
私の活動の影響なんて現状全く考えなくてもいいことなのですが、
万が一、でも、そんなことがあったらファンとして申し訳ない気持ちがあって
ハッキリとは明かさないようにしていました。
だけど、第3回のときも羽生さんにちなんだ曲を選曲していますし、
わかる方にはスグわかる内容だったと思います。
今回は、思い切って羽生結弦さんご本人にもしもこのラジオを聴かれたとしても
いや、そんな可能性はほとんどないとは思いますが、、、
私がこの10年分の感謝を今だからこそ伝えたいという気持ちの変化がありまして、
羽生結弦さんへの感謝をおしゃべりする回にしたいと思いました。
それでは、ここで1曲目を掛けたいと思います。
ONE OK ROCKで「完全感覚Dreamer」をお聴きください。

ONE OK ROCK「完全感覚Dreamer」をお届けしました。
この曲自体は、2010年リリースの曲ですが、
私が知ったのは2015年ごろに羽生くんが試合前にワンオクを聴いているというのが
話題となり、グランプリファイナルのウォーミングアップの映像に合わせて
この「完全感覚dreamer」がまるでミュージックビデオのように
ピッタリ合っていたのが今となってはもう懐かしいです。
羽生くんがインタビューなどで話されていたことですが
試合前には日本語の歌詞の曲を聴くのが好きで、
歌詞の世界に入り込んで気分を上げていったり自分をコントロールしているとのことです。
それで、この曲はファンの間でもとても印象に残っています。

私が羽生結弦選手をテレビで初めて見たのは、2011年か2012年頃です。
2011年に東日本大震災があって、私自身も大きな環境の変化がありました。
それまでは毎日が忙しくてフィギュアスケートをそんなにじっくり見たことがありませんでした。
第3回の「あせらないラジオ」でもお話しましたが、ちょうどその時期にとっても苦しい状況にあり、楽しいことが何もなくて、テレビを見るのも辛くて教育テレビの子供番組をぼーっと眺めていたりしました。
そんな中でなんとなく見始めたフィギュアスケートの試合。
音楽にのせて滑るところに心惹かれました。
見ていると不思議と癒されました。
そして、当時高校生だった羽生結弦選手を初めて知って
その演技に惹きつけられてこの人の演技をもっと見たい、応援したいと思うようになっていきました。
羽生くんが初優勝した2012年11月のNHK杯からはハッキリとテレビで応援していた記憶があります。
ショートプログラム「パリの散歩道」で当時のショートプログラム最高得点を更新して、
フリーの「ノートルダム・ド・パリ」では、最後のスピンでまだ体力がなくてふらふらになりながらも演技後に笑って首をかしげる姿がなんとも可愛らしいと感じました。
その時はまだリアルタイムで試合は見ていませんでしたが、
2012年3月のニースでの世界選手権の「ロミオとジュリエット」は羽生ファンの中で伝説となっている演技なのです。
途中のジャンプじゃないところで手をついて転んでしまうのですが、そこからすぐに3A3Tを飛びに行き、残りのジャンプも全部降りて、最後のステップで雄叫びをあげる気迫のこもった演技で、見事に、当時日本男子選手最年少で銅メダルを獲得します。
演技後のキスアンドクライで当時のコーチ阿部奈々美先生と抱き合って涙を流して喜ぶ姿にこちらも泣いてしまいますし、とにかく「ニースのロミジュリ」といえば、
何回見たかもう数えられないほど、繰り返し私はその動画を見ていました。
その頃は仕事に行くのも本当は辛い状態だったので
眠る前にニースのロミジュリの動画を見てから「明日もなんとか頑張ろう」と自分を奮い立たせていました。
そんな風にして、あの頃の苦しい状況から文字通り私を救ってくれたのが羽生結弦選手の演技だったのです。
だから、ただ「アスリートを応援している」というよりも、心の支えであり、大袈裟じゃなく、私にとっての「希望の光」となる存在だったのです。
羽生くんに対してそういうふうに感じている人が私以外にもいっぱいいて、
きっと対象が羽生くんじゃなくても、誰か大切な「推し」と呼べる存在が見つかった方にとっては、うんうん、と共感してもらえる感覚だと思います。
自分でも、これほどまでに真剣に、一生懸命、自分のこととして応援したいと思える人が出来たことが、なんだか不思議でビックリしてしまうくらい、羽生結弦選手と、フィギュアスケートと共に、この10年間の日々を重ねてきました。
羽生選手だけでなく、フィギュアスケート全体をもっと知ろうとして、羽生くんの出ていない試合も熱心に見ていた時期もありましたし、ローカル試合を見に会場まで応援に行ったことも何度もありますし、アイスショーにも行くようになりました。
女子の宮原知子選手も大好きで応援しています。
2020年まではほぼほぼ羽生くんとフィギュアスケートのことで自分の興味が占められていました。

それでは、ここで指田フミヤで「花になれ(スケートedit)」をお聴きください。

指田フミヤ「花になれ(スケートedit)」お届けしました。
この曲は、羽生結弦選手が2012年シーズンにエキシビションのプログラムとして滑っていた曲です。
仙台市出身の羽生結弦選手は16歳の時にアイスリンクで練習中に被災して、
避難所生活も経験されました。
この「花になれ」という曲には被災地の方への想いもいつも込めてスケートされているのを感じられますし、
私自身もほんっとーに大好きな曲です。
羽生選手も何度も滑ってくれている素敵なプログラムです。
指田フミヤさんの歌声も歌詞も素晴らしいと思います。
羽生くんが花のようにこちら側に笑いかけるところで本当に花が咲いたようなそんな気持ちになるのです。

ここまで台本を書いていて、
たった今、2月10日の男子フリーの羽生選手の「天と地と」の演技を見届けたところです。
今までにも何度も、ただ応援するだけなのにこちらの胸が張り裂けそうになって
テレビで見るのさえ、息が詰まって、お腹が痛くなって、緊張して吐きそうになる試合が何度も何度もありました。
今回の北京オリンピックも今までの試合よりは落ち着いた気持ちで見られるだろう、と思っていましたが、やはり無理でした。
羽生くんは落ち着いているように見えました。
ファンとしては、結果ではなく、羽生くんが願う夢が叶いますように、と
羽生くん自身の幸せを何よりも願っていました。
それが、4回転アクセルという、羽生くんが子供の頃から夢見てきたジャンプの試合での成功なのならば、その成功を一緒になって祈るだけでした。
私たちファンの願いなんて背負わなくていい、重い荷物を背負わないでほしい、負担にはなりたくない、羽生くん自身が望むものを、羽生くんの意志で掴み取ってほしい、そういう風な思いを持って応援している人たちがほとんどだと思います。
それもたぶん十分にわかった上で、羽生結弦という人はみんなの願いを叶えたい、と自分から使命を選び取って勇気を持って挑戦していく人だから、もうなんていうのか
ふさわしい言葉が出てこなくなってしまいます。。。
先ほど終わった羽生くんの「天と地との」演技は、試合の記録としては
ミスがあった演技として残るのかもしれませんが、
私のような、ずっと彼を応援してきた一人にとっては
なにものにも代え難い、結晶のような4分間でした。
10年間一生懸命応援してきて、羽生くんを応援することでたくさんのものを感じさせてくれて、
一緒になって、夢中になって、夢を見せてもらった、その全てが詰まった、
ずっと忘れずに持っていきたい時間でした。
全然残念な気持ちはなくて、
もちろん今日このオリンピックの試合で彼の夢である4回転アクセルが史上初で成功できたら、どんなにいいだろう、と私たちファンも信じてずっとずっと心から祈っていました。
片足で降りるまで、本当にあとちょっとのところまで来ているように素人目ですが感じました。
ここまでくるのに、どれだけの高い壁があったか、
見えないところで血の滲むような努力をしてきたか、どれだけのものを捨ててきたか、
想像するだけで涙が出ます。
挑戦するのはどんな人であっても怖いと思います。
アクセルはまるで壁にぶつかっていくかのようなものだと聞いたことがあります。羽生くんが言ったことで印象的な言葉に「努力は嘘をつく」というのがあります。
普通は「嘘をつかない」という人が多いのに、
彼は「努力は嘘をつくこともある」つまりは必ずしも報われるとは限らないという意味だと思います。そのあとに「正しく努力すれば無駄にはならない」とも言っています。
私は羽生くんにたくさんのことを教えてもらいました。
辛いときに羽生くんの演技に助けられたのももちろんそうですが、
生き方において「自分も出来るのならこうありたい」と目標にしたい、そんな人であり続けてくれました。私たちには想像できないほどに、これだけの注目にさらされて、ないことばかり書かれて、好き勝手言われて、疲れること、全てが嫌になるようなこともこれまでにいっぱいあったと、ファンが知っているだけのことでも山ほどありました。
それでも、懸命に、自分の進むべき道に向かって毎日たゆまぬ努力を積み重ねていっている姿に感銘を受けてきました。
もちろん羽生くん以外の人も皆それぞれに頑張っている、というのは大前提の上です。
熱く語ってしまいました。

それでは、ここでback numberの「水平線」をお聴きください。

back numberで「水平線」お届けしました。
この曲は羽生くん自身が好きで聴いていると公言していた曲で、
私も歌詞をノートに書き写しました。
ご興味ある方は歌詞を一度ご自身で読んでいただきたいのですけれど、
印象的な箇所に
「あなたの夢がひとつ叶って歓声と拍手の中に
誰かの悲鳴が隠れている」という部分です。
「誰かの夢が叶うときに一方で誰かの夢は破れて泣いている人もいる」そういう現実の儚さを歌っているところに感じるものがあったのでしょうか。
羽生くんご自身の感じ方は私にはわかりようがありませんが、
羽生くんのこれまでの言動を見たり聴いたりしていると
いつも周りの人の気持ちを考えて、気配りをしているのが感じ取れます。
それでも発言した言葉を本意とは違う風な解釈で取り上げられたり、
そこだけが一人歩きしてしまったり、そういったケースも悲しいことに
色々とあって、そういう経緯を経て、最近はなんだか達観しているようにさえ感じます。
これは私個人の勝手な感想です。
「水平線」の歌詞は聞く人によってさまざまに受け取れるところがいいですね。

羽生くんを応援するようになって、私の毎日に楽しみが増えました。
喜びが戻ってきました。
2019年3月埼玉での世界選手権のフリープログラム、羽生くんの渾身の「Origin」をテレビで見たときに、私の中で何か「私も変わりたい」という火が灯りました。
その試合はショートプログラムで羽生くんは最初の4回転サルコージャンプにミスがあり、ショートが終わった時点で3位となっていました。1位のネイサン・チェン選手とは12.53点の点差がありました。フリー当日の朝の公式練習で、羽生選手は練習時間が終わってからも会場に残ってずっとイメージトレーニングしていました。
その様子をテレビ越しで見るだけでももう胸が痛くて痛くてなんとかしてフリーで羽生くんの思い描く最高の演技ができるように祈り続けていました。
そして、迎えた羽生選手の順番、見るのが苦しくて、息もできないほどに緊張して私は見ていましたが、そのときできるかぎりの力を出し切った演技を見て、「ずっとこのままじゃなくて、私自身ももう一度何かにチャレンジしたい」という気持ちが内側から湧いてきたのです。
すぐにそれが何なのかは見つけられなかったのですが、
久しぶりにピアノを弾くようになって、
第3回の「あせらないラジオ」でもお話したように
羽生くんが平昌オリンピックのショートプログラムで滑っていたショパンのバラード第1番を私のレベルでは難しすぎて弾けもしないのに、なんとか弾けるようになりたいと、練習し始めたり、と変化がありました。
そうして、2020年になり、コロナ禍となり、フィギュアスケートの試合も中止となってしまった状況の中で、ふと自分にも音楽を作ってみることはできないかなぁ、と思い始めたことから
今のayaradio727の活動があります。
なので、第2回の「あせらないラジオ」でお話したときには
Official髭男dismの音楽がきっかけで自分も曲を作ってみたい、と思うようになったいう風に
お話ししていましたが、実は、その前の段階に羽生結弦さんの演技からもらった影響があったのです。
そして、第3回の時にもayaradio727「RESPECT〜伝えたいことば〜」という曲に込めた
「嬉しい」と「ありがとう」の気持ちをいつも大切な人に伝えたい、の心境へと繋がっていきます。
私自身は、この10年間一生懸命応援してきた時間があったおかげで、辛く苦しい時期からなんとか抜け出すことが出来て、今のように自分のやりたいことにもう一度チャレンジしてみよう、「何歳からでも好きなこと始められる」という今度は自分自身を応援するモードにまでようやく辿り着くことが出来ました。
今度配信されますayaradio727 1st EP『いつか、ラジオから』の2曲目「Come true」は
北京オリンピックの本番までにどうしても間に合わせたかった、私の羽生くんへの10年分の感謝を込めた1曲となっています。
曲が出来たのは羽生くんへの感謝がきっかけではありますが、
夢を叶えようと頑張る人や、誰かを応援する人や、日々を生きる皆さんにとっても何かホッとできるような、そんな1曲になってたら嬉しいです。
特に、一緒に応援してきた仲間の羽生くんファンの皆さんに聴いてもらえたら嬉しいなあと個人的には思っています。
まだ現時点ではSpotifyでは配信されていないので、3月4日をお楽しみにお待ちください。
YouTubeの方にはミュージックビデオを公開していますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。
先に、歌詞だけ読みたいと思います。

あなたの夢が叶うその瞬間まで見届けたいと
ずっとずっと一緒に走ってきた時間は
私のたからもの

あなたが夢を叶えていくプロセスを一緒に体験できたことが私のたからもの

あなたが泣くと私も泣く
あなたが笑うと私も笑う
あなたの人生は劇的でまるでジェットコースターのよう
応援できることが楽しくて
あなたからたくさんの幸せを受け取った

実現する 実現する
あなたの夢はあなたのものだから
そのままでいてね
終わらない夢を見てる
ずっとずっと

夢は叶う 現実になる
あなたの夢はあなたのものだから
そのままでいてね
終わらない夢を見てる
ずっとずっと

「Come true」は英語で歌っているので、これは日本語訳です。

今回の北京オリンピックを見届けることができて、幸せでした。
ドキドキして身が持たなくて疲れましたが、
また一つたからものが増えました。

ネイサン・チェン選手、金メダルおめでとうございます。
鍵山優真選手 銀メダルおめでとうございます
宇野昌磨選手 銅メダルおめでとうございます。
選手の皆さま 本当にお疲れ様でした。
まだ北京オリンピックの競技が残っていますので皆様のご健闘を祈ります。
全力が出しきれますように!

この場を借りて、最後にメッセージを送りたいと思います。
ご本人には届かなくてもいいんです。

羽生結弦選手、
今までにたくさんの夢を一緒に見させてくれてありがとうございます。
歌詞にも書いた通り、私のたからものです。
でもそれと同時に
「あなたの夢はあなたのものだから」という思いもあります。
余計な雑音は気にしないで、と言っても難しいかもしれませんが。。。
Be as you are
そのままの羽生くんでいてくれたら、と祈ります。
たくさんの人があなたから喜びをもらっています。
どうか、健康で、幸せでいてください。
心からそれを願っています。

それでは、最後にアイスショーやエキシビションで羽生くんが滑っていた曲をお送りして終わりたいと思います。
サラ・オレインで「The Final Time Traveller」をお聴きください。

今日も最後まで聴いてくださってありがとうございました。
まだまだ寒い日が続きますし、この状況なので、みなさま
どうかお体大切にお元気でお過ごしください。
はぁー今日は私も疲れました〜。
また「あせらないラジオ」でお待ちしています。
バイバーイ。

北京五輪男子フリーから1週間経って思うこと

今日は2022年2月17日。

ちょうど4年前、2018年2月17日平昌五輪、羽生結弦選手が二連覇して金メダルに輝いた日です。

もう4年も経ったんだなぁという感慨深い思いと、この4年の間にも様々なことがあったなぁと

これまでを懐かしく思い返したりしています。

北京五輪男子フリーを応援し終えて、「あせらないラジオ」#24台本をそのまま書いて

録音して2月11日金曜日8:00に配信できるようにしました。

10日のうちにPodcast配信を予約しておくのですが、

その日は夜寝ようとしても

頭の中でぐるぐると考えが巡ってなかなか寝つけませんでした。

あのとき私が感じたことはできる限り伝えられたと思ってはいましたが

やはり、羽生選手ご自身の本当のホントの悔しさにまでは

寄り添うことが出来ていない内容だったのではないか、、、

ファン目線からの自分の話ばかりになってしまったことや

フリー後のインタビューで羽生選手が泣いていたのを見て

心が揺れたり、

羽生選手は眠れているだろうか?

休めているだろうか?と心配になってしまって

眠たくて疲れているのにぐっすり眠れませんでした。

そして、2月14日の羽生選手の記者会見を見ました。

羽生選手が「ホントは嫌われたくない」との内容の言葉をお話しされたのは

平昌五輪の会見の時でした。

平昌五輪後の羽生結弦選手のアイスショー「Continues 〜with Wings〜」でも

ファンに向けてだけ話してくれた気持ちを初めて知って

当時私はすごく衝撃を受けましたが、

今回の会見の中でも・・・

言い訳くさくなって、それでいろいろ言われるのも嫌だなって。

ピョンチャンの時もそうでしたけどね。
何か言ったら絶対嫌われるというか、何かしら言われるんだろうなって怖い気持ちももちろんあるんですけど、

【会見全文】フィギュア羽生結弦 “誇り持って 胸を張って” https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220214/k10013482881000.html

というところを聞いていて、ファンとしてはやはり胸が痛くなってしまいました。

「あせらないラジオ」#24の最後のメッセージの中で

私は「余計な雑音は気にしないで、と言っても難しいかもしれませんが。。。」と

言いましたが、どんなにたくさんの応援の声が届いていても、

ほんの一部の声であっても一方的な否定的な攻撃に傷つかない人なんていない、と

当たり前のことですが、そのことを強く感じました。

だけど悲しいことに、この世界から誹謗中傷が完全に消えることはないのかもしれません。。。

ある人を好きな人がいれば、同時に嫌う人も存在する。

それはもちろん理解できます。

ただ「嫌い」の範疇を超えて、その人自身を人格否定して攻撃するところまで

エスカレートしてしまっては、、、それは「悪気がなかった」では済まされないことです。

特に現代は本人にも簡単に届く可能性があること、

「有名人だからそれも仕方ない」ような問題ではなく、

無名であっても有名であっても誰もが他者の人格を傷つけるようなことをしないように

細心の注意を払う必要があること、いま一度気づいて欲しいと・・・

自分も含めて、胸に刻みたいと思います。

そして、誰かを「嫌い」「気に入らない」感情を持つのはその人の自由で、

自然なことでもありますが

そこにだけとらわれてしまって、

「嫌い」の方向にエネルギーを注ぐのは何にも良いものを生まないと思うので

今、自分がヘイトの感情に飲み込まれているな、と感じた時には

「そこから離れる」「見ないようにする」「他のことに夢中になる」ことを

強くオススメします。。。

ここで詳しくは書きたくありませんが、私の好きな選手に関しても本当に酷い実態が

実際にあったのは事実なので、早くこの状況が改善されるように、、、

適切に対処して欲しいと願います。

話を羽生選手の会見に戻しますと、

ー王者として守るのではなく、王者として攻める、王者として挑戦する。あらためて羽生選手にとって挑戦とは何なのでしょうか。

「挑戦ですね…。きっと別に僕だけが特別だとは何も思っていなくて、別に王者だったからとかではなくて、みんな生活の中で何かしら挑戦しているんだと思います。それが大きいことだったり、目に見えることだったり、報道されることだったり。それだけの違いだと僕は思っていて、それが生きるということだと僕は思いますし。守ることだって挑戦なんだと思うんですよね。
だって守ることって難しいなと思いますし、大変なんですよ。守るって。だって家族を守ることだって大変だと思いますし、何かしらの犠牲だったり時間が必要だったりもしますし、だから、何ひとつ挑戦じゃないことなんて存在していないんじゃないかな。
それが僕にとって4A(4回転半ジャンプ)だったり、オリンピックというものにつながっていたり、ただそれだけだったかなと。だから僕も挑戦をすごく大事にしてここまで来ましたけど、皆さんも、なんかちょっとでもいいから、自分、挑戦していたんだなとか、それって羽生結弦はこんなに褒めてもらえているけど、実は褒められることなのかなって、自分のことを認められるきっかけになっていたらうれしいなと僕は思います」

【会見全文】フィギュア羽生結弦 “誇り持って 胸を張って”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220214/k10013482881000.html

「みんな生活の中で何かしら挑戦している」この言葉に励まされた人は多いのではないでしょうか。

「何ひとつ挑戦じゃないことなんて存在していないんじゃないかな。」

そういうふうに感じて日々を過ごせると、

また違った視点で毎日を肯定していけるきっかけになると思います。

辛いこと、うまくいかないこと、は、

誰もがそれぞれに経験していて、

私たちの日常の中にはメダルや順位は存在しないけれど

日々生きる中に命の尊さを見出すことが出来る。

羽生選手の言葉を私はそんな風に受け取りました。

本当に幸せなんです。

こんなことを言うと、また「羽生ファンは(脳内が)お花畑」と一部の人からは

笑われているのは知っていますが

羽生選手と同じ時代に生きて、リアルタイムで演技を見ることが出来て

応援することが出来たのが何より、ファンは本当に幸せなのです!

この幸せが羽生選手ご自身にも伝わって、

何も負担になることなく、

幸せを感じていてくれたらいいのになぁと願います。

何度も何度も同じことのくりかえしになってしまいますが

これからどんな道に進まれても

羽生結弦選手、しあわせでいて欲しいと心から祈っています。

私自身は今回の北京五輪以降は

自分の曲作りにもっと集中するために

フィギュアスケートの試合を追いかける時間は少なくなりますが

羽生選手を一生懸命応援した10年間から受け取ったインスピレーションを持ち続けて

これからも進んでいきたいです。

              ✳︎

今回、とても長い長いPodcastになってしまって、あまりにも長過ぎたので

リスナーの方が途中で嫌になってしまったのではないかと心配したのですが

最後まで聴いて下さってあたたかい優しい感想を伝えて下さった方が身近にいて、

とても嬉しかったです。

聴いて下さった方、読んでくださった方、ありがとうございました!!!

言葉で何かを伝えるのって難しいですね。。。

どうか、ご迷惑になりませんように。

引用元の記事:【会見全文】フィギュア羽生結弦 “誇り持って 胸を張って” NHKサイト↓

エラー|NHK NEWS WEB
タイトルとURLをコピーしました