幸運にも音楽ライターのASARIさんがayaradio727の音楽を取り上げてくださることになりました。
§Sketches from a Quiet Session
ASARI
本作は、モネの絵画の印象をサウンドにしたものである。サウンドは「A Night of Fishing in the Starry Sky」に近いアンビエントスケープを軸にした仕上がりが美しい。アプローチはよりインプロビゼーションの比率が高まっているように思える。
A Small Bird in the Snow / 雪のなかの小さな鳥は、ピアノとフィールドレコーディング的な音響を活かした流麗な楽想で冒頭から惹き込まれる。絵画”The Magpie”は、冬のノルマンディーの雪に覆われた朝の光とその景色が描かれている。静謐な空気感が楽想にも注ぎ込まれているように感じる。
Pale Light Through the Fog / 霧の向こうの淡い光は、パーカッシブな電子音とピアノの組み合わせで淡いインプロビゼーションが静かに奥行きをもって進行する。絵画”The Thames in Fog”はテムズ川の淡い霧とその奥に光に包まれた景色が見える。近代印象派的な楽想はまさにその淡さをパッケージしている。
Day 2, on the Water, a Whisper of Light / 2日目、水面、ひかりの知らせは、The 15min Orchestraとのコラボレーションの楽曲になる。ピアノのフレーズの和声の切り替わりがとても美しく惹き込まれる。絵画”Regatta at Argenteuil”は、アルジャントゥイユの水面に浮かぶヨットを描いた作品で、その色味がオーケストラアレンジに詰め込まれているように思う。
このレビューの元となったアルバムはこちらです。

モネの展覧会で受け取った印象を図録を見ながら電子ピアノで弾くことで曲のもとが生まれていきました。絵の世界に広がるイメージを音の世界に置き換えていくのは楽しくて心が内に外にと気ままに開かれていくような豊かな時間でした。リリースできることになって嬉しいのは、自分でも聴きたい時に聴きやすくなることです。わたしがいちばんよく聴くことになるかもしれません笑
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