ようやく体調が戻ってきて微熱も出なくなった。今回は約10日間ほど寝て過ごした。
よかった。
昨日までが嘘みたいに今日は元気でいられる。なんて幸せなんだろう。
とにかく体調が悪いと何にもできなくなる。みんなそうだと思うけど。
無理はしないように心がけている。
無理をすると後々良くないことにつながるので 絶対に無理しすぎないようにしている。
だから体調が戻ってきた今日は本当に嬉しかった。
本当に幸せ。
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こうやって元気になって幸せを感じられると、今ある健康がありがたいなぁって心から思える。
本も読める。
ピアノも弾ける。
ピアノはつい先日調律に来ていただいたばかり。
調律してもらってからも、ここのところしんどくて寝ていたので弾くことができなかった。
今日やっとピアノを触れるようになった。
うちのピアノは30年くらい経っていて、調律していない時期も長くあって眠っていたけれど
昨年急に弾きたくなって、ずいぶんと久しぶりに調律をお願いしたのでした。
調律直後は大丈夫だったらしいのですが、この長雨で湿気がひどくて
ピアノから変な音がするのです。。。
金属が軋むような、弦が何かに当たっているかのような、キーンとする音がして
どうにも弾きづらく、大変申し訳なかったのですが
調律師さんにお電話でそのことを伝えて、すぐに来てくださるということで
もう一度見ていただきました。
やはり、この雨による湿気で、鍵盤を押さえてもハンマーが戻ってこなくなっていて
全部の修理は難しいけれど、特にひどい鍵盤のハンマーだけ修理してくださることになりました。
間近に見る調律師さんのお仕事。
つくづく、繊細な楽器だなぁと感じました。
わたしはそこまで聴き分ける耳を持っていないけれど
音の良し悪しがわかる人にとっては 少しの差でも音の聴こえ方が違うんだろうなぁと
普段見ることのないピアノの内部の構造を見ながら思いました。
エアコンも湿気を取るのには有効で、やはり温度によっても音は変わりやすくなったりするとのこと。
2時間ほど修理していただき、変な音もなくなり、ハンマーも戻るようになって、ピアノが無事に直りました。
急に来ていただくことになって本当に申し訳なかったですが、
直していただけて良かったです。
調律師さんが帰られた後、弾いてみると実にいい音がするのです。
わたしのピアノは相変わらずたどたどしいですが、音がいいので気持ちよく弾けますし
少し上手くなったようにも感じられます。不思議。
体調が良くなったこともあって、楽譜もスッと頭に入ってきて
初めて通しで弾く曲も最後まで引き続けることができました。
体調が悪いときは最後まで続けるのがしんどくなるので。。。
1曲弾けるとそれだけで嬉しいのです。
〜今日弾けた曲〜
ベートーベンの「月光ソナタ」第一楽章(かんたんバージョン)
ショパンの「バラード第一番」(弾けるところだけ、片手など)
バッハの「主よ、人の望みよ喜びよ」(かんたんバージョン)
ショパン「別れの曲」(かんたんバージョン)
かんたんバージョンというのは、「やさしく弾けるピアノソロ」という楽譜を使っています。
ショパンの「バラード第一番」だけは原曲楽譜ですが、私には難しすぎてもちろんちゃんとしたテンポではとても弾けません。
でもゆっくりで止まりながらでも無理やりに最後まで弾こうとした特別な曲です。
海苔の漁師さんがフジ子・ヘミングさんに憧れて「ラ・カンパネラ」を覚えて弾けるようになった動画を見てわたしもすごく感動しましたが
人間のモチベーションはすごいですね。
「バラード第一番」は普通に演奏すると9分ちょっとあるのですが
わたしが弾こうとするとなんと1時間以上かかりました。
昨年の5月頃に真剣に練習していた曲です。
結局そのあと練習できなくて今も弾けるようにはなってませんが
その時の自分の録音(1時間以上かかってる止まり止まりの演奏)をたまに聴いたりして
本気になるとここまで頑張れるんだなぁと自分のことながら微笑ましく思います。
今日久しぶりに冒頭のところを弾いてみて思ってたよりも弾けたので
またボチボチ練習しようと思います。
大好きな曲なので。
それからベートーベンもいいですね。
バッハも。
幸せを感じられる良い1日となりました。
感謝して。
明日もいい日になりますように。