2026年8月25日(火)朝8:00公開
『あせらないラジオ』#120
Spotify、YouTube、Apple Podcastsにて配信しました。
#120
「パレスチナを知る ”遠い”誰かを”遠い”ままにしないための第一歩」シリーズ
第3回
第一次世界大戦で何が変わったの?
フサイン=マクマホン書簡からバルフォア宣言へ
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今回は、第一次世界大戦によってパレスチナを取り巻く状況がどのように変わっていったのかを見ていきます。
1915〜1916年のフサイン=マクマホン書簡、1916年のサイクス=ピコ協定、1917年のバルフォア宣言。
戦争のなかでイギリスをはじめとする列強が交わした文書や取り決めと、その時すでにパレスチナで暮らしていた人々との関係を、歴史資料を参照しながらひとつずつ考えます。
このシリーズでは、わたし自身も学びながら、歴史的資料や複数の解説をもとに、できるだけ丁寧に考えていきます。
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【第1回 #118の訂正・補足について】
今回の番組冒頭で、第1回 #118でお話しした内容について、その後あらためて資料を確認して分かった訂正・補足をお伝えしています。
主な訂正・補足は、以下の4点です。
・ジェノサイド条約について、条約上の行為に該当するだけでなく、保護される集団を全部または一部破壊するという特別な意図が必要であること
・日本がジェノサイド条約を批准していない理由について、共同謀議罪だけではなく、国内法上の複数の課題が指摘されていること
・ナクバについて、70万人を超えるパレスチナ人が難民・避難民となった一方、その経緯には追放だけでなく、戦闘や攻撃、恐怖による避難など複数の形があったこと
・2025年10月以降のガザの停戦について、「言葉だけ」とするのは正確ではなく、停戦による一定の変化があった一方で、暴力や犠牲が続き、非常に脆弱な状態だったこと
詳しい訂正内容と参照資料は、#118の概要欄に掲載しています。
▶︎ #118はこちら
https://youtu.be/jU29PTYTIZU?si=RgN54QsLnSpG_nc9
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【今回の歴史パートで参照した資料】
〇国連
The Origins and Evolution of the Palestine Problem, Part I: 1917–1947
フサイン=マクマホン書簡、サイクス=ピコ協定、バルフォア宣言、第一次世界大戦後のパレスチナについて

〇フサイン=マクマホン書簡に関するイギリス・アラブ合同委員会報告書(1939年)
Report of a Committee Set Up to Consider Certain Correspondence Between Sir Henry McMahon and the Sharif of Mecca in 1915 and 1916

〇バルフォア宣言
1917年11月2日
Balfour Declaration

〇国連
The Palestine Question: A Brief History
バルフォア宣言当時の状況、イギリス軍によるエルサレム占領、委任統治への移行など

〇国際連盟
「パレスチナ委任統治文書」1922年
Mandate for Palestine

〇国際連盟/イギリス政府
Interim Report of the Mandatory to the League of Nations
第一次世界大戦後の軍政と、1920年の文民行政への移行について

〇U.S. Department of State, Office of the Historian
Foreign Relations of the United States
第一次世界大戦中の英・仏・露間の取り決め、サイクス=ピコ協定とパレスチナをめぐる特別体制について
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【今回参照した書籍】
〇ラシード・ハーリディー
『パレスチナ戦争―入植者植民地主義と抵抗の百年史』
法政大学出版局
1917年のバルフォア宣言を大きな歴史的転換点として捉える視点、宣言が当初パレスチナの人々に広く知らされなかったこと、1918年末にパレスチナ人たちが抗議の声を上げていたことなどについて参照しました。
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【シリーズ全体を通して参照している書籍・資料】
岡真理
『ガザとは何か 増補版』だいわ文庫
イラン・パペ
『イスラエル・パレスチナ紛争をゼロから理解する』河出新書
早尾貴紀
『イスラエルについて知っておきたい30のこと』平凡社
フランチェスカ・アルバネーゼ
『ガザへの集団犯罪 私たちはいかにジェノサイドに加担しているか』地平社
早尾貴紀
『パレスチナ、イスラエル、そして日本のわたしたち 民族浄化の原因はどこにあるのか』
エンツォ・トラヴェルソ
『ガザについて歴史は何を語りうるか』青土社
藤原亮司
『ガザ、パレスチナ、ひとりひとりの日常』dZERO
〇早尾貴紀さん講演会
「わたしたちは、こんなに残酷な世界を傍観したままでよいのか―地図から消されつつあるパレスチナ、”遠い国”の日本―」
2026年6月20日
前編
https://youtu.be/kgUAoYzuuYg
後編
https://youtu.be/Mt6tNb_zRrg
〇【憲法から考える】私たちは、ガザのジェノサイドにどう立ち向かうべきか
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【今回ご紹介した本】
〇藤原亮司
『ガザ、パレスチナ、ひとりひとりの日常』
dZERO

1998年からパレスチナを取材してきた著者が、現地で出会った一人ひとりの暮らしを長期にわたって記録した本です。
歴史を国や政治、条約だけの話として捉えるのではなく、その中で暮らしている一人ひとりの日常を想像するために、今回の最後にご紹介しました。
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このシリーズでは、公開前・公開後を問わず、あらためて資料を確認する中で、より正確な説明や補足が必要だと分かった場合には、可能な限り訂正・補足していきます。
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★★★ ★★★ ★★★
【ayaradio727よりお知らせ】
『Sketches from a Quiet Session』
2026年6月28日 15min recordsより配信リリース

YouTube 13曲ダイジェスト
モネの絵画から受け取った印象をもとに制作した、13曲の小さな音楽スケッチ集です。
▼ラジオプログラム「Cultural Sound Stream」▼
FMおだわら「Radio Freedom FM」内、月1回・第2火曜日20時オンエア。
ayaradio727が5分間ナビゲーターを担当しています。


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